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しずちゃん本気!ボクシングで五輪狙うで


 お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(30)が、女子ボクシングで2012年ロンドン五輪に挑戦することが14日、分かった。同種目はロンドン大会から採用されるが、山崎は実施3階級のうち、最も重いミドル級(69~75キロ、12人出場)にターゲットを設定。国内重量級は選手不足のため、現東京都ヘビー級認定王者の山崎が日本代表に選出される可能性は十分。アジアで1~2枠とされる狭き門を狙いにいく。山崎の意向を確認している吉本興業サイドの全面バックアップは確実で、真剣に競技と向き合い、3年後へ突き進む。

 しずちゃんが全身全霊で五輪に挑む。

ロンドンで女子ボクシング採用が決まった8月に運命の扉が開かれた。始めて3年になるボクシングが、趣味の域を超えたところに大きなチャンスが生まれた。日本女子重量級は選手不足で、夢の舞台を狙える絶好の環境。山崎は「五輪に出たい」と強い意志を示したという。

 日本アマチュアボクシング連盟にも意向は届いている。武元前川女子強化委員長は「練習も初めて見ることになる(3月予定の)全日本女子選手権が楽しみ。五輪は皆にチャンスがある」と興味を示した。2月のC級ライセンス取得時は12人中2位の成績。潜在能力に周囲の評価は高い。

 10月には戦わずして、東京都ヘビー級認定王者(75~81キロ)の肩書を得た。現在は多いときで週4回、都内のジムで練習に励み、ロス&ソウル五輪代表の三浦国宏氏(47)=ミウラスタジオ会長、NHKドラマ「乙女のパンチ」でボクシング指導をした梅津正彦氏(40)らが挑戦を支える。三浦氏は「特にいいのは右ストレート。高校時代にサッカーをやっているだけあって、運動能力が高い」とパワーを認める。五輪に目標が定まった今、山崎はサッカー時代の古傷である右ひざ手術も辞さない覚悟という。

 身長182センチで2月には87キロだった体重が、五輪ミドル級のリミット・75キロを一時切るなど減量への不安もない。今後は全日本へ向け、スパーリングを強化。対戦相手不在の場合も、連盟幹部らに力をアピールする。エントリー階級で認定王者になれば、代表合宿参加、代表入りの道が開け、アジア選手権などでの実戦へつながっていく。

 すでに相方・山里亮太(32)も応援を決めるなど、本業への影響は問題なさそう。吉本興業はこれまでも所属タレントの夢を尊重しており、バックアップは確実。かつては山田花子(34)が女子プロレス、現在も間寛平(60)が地球一周アースマラソンに挑戦している。くしくも12年は吉本創業100周年。記念イヤーに五輪選手を輩出すれば、最高の話題となる。

 10月の日本テレビ「世界!弾丸トラベラー」ロンドンロケで、五輪本番のイメージトレーニングも行った山崎。日本代表入りしても、インドなどの強豪相手にアジアを勝ち抜くのは至難の業だが、引く気はない。残り3年、しずちゃんの本気の挑戦がスタートした。
(引用:ライブドアニュース)

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